81.直接的ではない脱プラの考え方

プラスチックカップに関する事

プラスチックごみ問題は深刻化。私たちにできること..

地球規模の環境問題として大きな注目を集めているプラスチックごみ。世界中でプラスチックごみが海に流出する量は、年間で数百万トンともいわれています。今後も増え続け、数十年後にはプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるとも予測されているほどです。

私たちが生み出すプラスチックごみは、海の生物、産業、そして私たちの体にも悪影響を及ぼします。私たちはこの問題に向き合い、早急に対策をする必要があります。

無理をせずにプラスチックごみを減らす方法

国内でも、レジ袋の有料化や、プラスチック製のストローの代わりに紙製のストローを導入するといった、脱プラスチックに向けての大きな動きがあり、自然環境への意識が高まりつつあります。私たちの生活の中でも、買い物にマイバッグを持参したり、ペットボトルではなくマイボトルを持ち歩いたりなどの変化があります。しかし、プラスチックごみを減らそうとしても、不便になったり、不満を抱えたりすれば、ごみを減らすことに疲れてしまい、行動を続けることが難しくなってしまいます。日常生活をできるだけ変えずに、無理なくプラスチックごみを減らすことができれば、たくさんの人が取り入れることができるのではないでしょうか。

環境にやさしいPLAプラカップ

実は、最近脱プラスチックの取り組みの中でも進んでいるのが、植物由来プラスチックカップについての取り組みです。今回はこの植物由来プラスチックカップについて特集します。

脱プラスチックと聞くと、紙製のコップを思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、今回ご紹介するのは原料が植物から出来ているPLA素材のプラカップです。“PLA”とは、バイオマスプラスチックの一種で植物が原料となっています。とうもろこしやじゃがいも、さとうきびなどの植物由来の原料から作られていいて、見た目は化石燃料から作るプラスチックと同じように透明のプラカップです。直接的な脱プラではありませんが、PLAプラスチックの場合、原料が植物なので、原料生成時に植物が酸素を発生させることからCO2削減ににない、石油由来のプラスチックと比べると環境に優しいプラスチックとなります。また、焼却処理をした場合も石油由来のプラスチックと比較するとCO2の排出も少ないです。一般的なPS・PP製カップに比べPLA(ポリ乳酸)カップは耐熱温度が45℃~50℃と低いため温かい飲み物にはご使用頂けません

※PLAカップは保管場所にも注意です。「夏の車内」や「炎天下の屋外」や「熱がこもる屋内」など変形の原因になります。

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