68.【エシカル消費】店舗来店促進。環境に配慮されたお皿やコップ

環境に関する事

若い女性を中心に認知が進む“エシカル消費”

近年“エシカル消費”という言葉の認知度が上がってきていることを知っていますか?“エシカルファッション”なども含め、流行に敏感な20代、30代の女性を中心に普及しているそうです。

エシカル消費の“エシカル”とは、“倫理的・道徳上”という意味です。

消費者がただ買い物をして、消費するだけで終わるのではなく、その買い物の仕方を通じて社会的課題の解決を考えたり、社会的課題に取り組む事業者への支援を行ったりすることを指します。

SDGsの目標のひとつ『つくる責任 つかう責任(目標12)』の内容は、エシカル消費に深く関係しています。“フェアトレード”(途上国の原料や製品を、適正な価格で継続的に購入する)や、“地産地消”(地元で生産されたものを地元で消費する) など、人や地球環境、社会に配慮した消費がこれからのスタンダードになるといわれています。こうした取り組みのほかにも、飲食店においては、お客様に見える形でエシカル消費に取り組むことが可能です。

環境に配慮した資材を使ったお皿やカップ

例えば、環境に配慮した資材を使ったお皿やカップを使うこともそのひとつ。フードやドリンクを提供する際に「このカップとお皿は、環境に配慮した資材を使っています」と伝えることで、お客様にもエシカル消費に関心を持っていただくきっかけが作れるでしょう。これは、店内で提供する場合と、テイクアウトで提供する場合のどちらでも取り入れられます。また、容器をプラスチック製品から紙製などの別の素材の製品にすることでも、エシカル消費の実現とSDGsの達成に貢献することができるのです。

サトウキビの搾りかすから生まれた“バガス”

しかしながら、紙製の容器は簡単に廃棄しやすい反面、電子レンジが使えなかったり、つくるために森林伐採と運搬が必要だったりと、環境保全上の問題がどうしても生じてしまいます。そこで、紙の代替品「非木材紙」が注目を集めています。原料として有名なのが、“バガス”です。

バガスは、砂糖の原料であるサトウキビの搾りかすです。糖汁を絞って濃縮すると砂糖になりますが、このとき発生する搾りかすを利用して、バガス製品が作られます。

みやこでも取り扱っているバガス製の使い捨て食品容器は、水や油に強く、電子レンジにも対応していることから人気のシリーズです。バガスは素材に厚みがあるので、手に持ったときに安定感があることもポイント。使用後は可燃ごみとして処理できます。開閉が簡単で軽量なフタ付きのフードパックは、ケータリングやテイクアウトのランチボックスにぴったり。素材を生かした独特の風合いから、映える容器としても注目を集めています。

植物由来のPLAカップ

また、ポリ乳酸(PLA)というバイオマスプラスチックで作られた製品も人気です。とうもろこしやじゃがいも、さとうきびといった植物から作られており、バガスと同じく、原料生成の時に二酸化炭素の排出を抑制して石油資源の節約に貢献できる、環境に優しい製品となっています。

特にプラカップでは、プラスチック特有の臭いもなく、飲み物そのままの色を伝えられる透明度の高さが特徴です。一般的なプラカップとくらべると耐熱温度が45℃~50℃と低くなるため、冷たい飲み物のみの使用となりますが、PLAカップを使用することで、SDGsに取り組んでいること、そして環境に配慮していることを外に発信するきっかけになるでしょう。

みやこでも取り扱いのあるPLAプラスチックカップは、試飲などに最適な1オンス(30ml)から、一般的なサイズの7オンス(210ml)、Mサイズ相当の10/12オンス(340ml)、大容量の20オンス(600ml)とサイズもさまざま。用途に応じて、最適なカップを選ぶことができますよ。

エシカル消費を取り入れて店舗への来店促進をしよう

エシカル消費は社会全体で取り組んでいくものです。植物性由来のプラカップや、非木材紙のバガス製品を扱うこと、または売上の一部が環境保全につながるといった取り組みは、きっと関心と共感を呼ぶはず。店舗選びに迷った際に、お客様に選ばれる可能性をアップする要素になります。

あなたのお店も、環境や社会、未来に優しいエシカル消費を目指す意思と取り組みを、お客様に発信し続けていくことで、他店と差別化し、店舗への来店促進につなげてみてはいかがでしょうか?

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