感染症対策や花粉症対策として日常的に使用する機会の多い不織布マスク。実は、どんなマスクでも裏表があって確認をせずに着けると「裏表を逆に着けてしまっている」場合があります。マスクを正しく着用することがマスクの性能を最大限に引き出すカギです。この記事では、マスクの裏表についてどのような違いがあるのかについて説明します。
不織布マスクの裏表確認が重要な理由
飛沫防止効果の向上
不織布マスクの外側(表面)は、プリーツの形状が上から下に向かって花粉やホコリなどを付着しにくいように設計されています。つまり、裏表を逆にしてしまうと、プリーツが下から上になってしまいプリーツ部分がポケットとなり花粉やホコリなどを溜めてしまうため防止としての効果が十分に発揮されません。とくに人混みや着脱時にポケットとなったプリーツ部分に溜まった花粉やホコリが舞い上がり、防止とは逆効果となる場合があります。
快適な装着感を確保
裏表を正しく装着することで、立体的なマスクが顔にしっかりフィットし、ズレにくくなります。また、裏面の素材がやさしく肌に触れることで、長時間の使用でも快適さが持続します。
裏表を逆に装着すると、鼻や頬に違和感やかゆみを感じたりする原因にもなります。
見た目の判断としては、ゴムの接合部分の粗い方が外側で肌に触れる方が接合部分が綺麗な方になります。一般的にイメージ的には、見映えとして接合部分など粗い方が内側で綺麗な方が外側のような認識ですが、マスクの場合は、肌に触れる方が綺麗な方。といった認識になります。
フィルター効果
不織布マスクの中心層には、ウイルスや細菌、花粉の侵入を防ぐような目の細かい高性能なフィルターが挟み込まれています。
簡単!裏表の見分け方
- プリーツの向き:プリーツ(ひだ)が「下向き」になっている方が表側(外側)。
- 色の違い:表側(外側)が白以外の青やピンクなども有りますが、基本的には裏側(内側)は白であることが多いです。同色の場合でも先程の説明と同じでプリーツで判断するのが分かりやすいと思います。
- ノーズワイヤーの位置:ノーズワイヤーがある方を上にし、プリーツが下を向く向きが正解。
- 素材感の違い:メーカーによっては内側はサラッとした感触で、外側はややツルツルしていることが多いのです。
装着前の数秒の確認が「安心」に
不織布マスクの裏表確認は、飛沫防止・フィット性・マスクの効果を引き出すために重要なステップです。不織布マスクの裏表を正しく確認することは、自分と周囲の健康を守る第一歩です。装着前のちょっとした確認で、飛沫防止効果・快適性・衛生面が大きく向上します。特に人混みの中や仕事中など、マスクの性能に頼るシーンこそ、正しい着用を習慣にしましょう。
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