22.来客時の感染症対策の促進術

衛生管理に関する事

コロナウイルスの流行が始まってから、一時は緊急事態宣言の発令により、多くの企業が出張やお客様の来社を禁止したり、テレワークを推進したりと新しい働き方に移行しました。現在では、徐々に出社して業務を行う状態に戻ってきた企業もあるかと思いますが感染がゼロになっておらず、決して終息したとは言えない状況です。社内での感染症対策はもちろんのこと、今一番気を使わなければいけない時は、「来客時の対応」です。感染予防の観点から、どういったことに気をつければいいのかを考えます。

状況に応じて日程調整


まず、対面の打ち合わせは出来るだけ避けるべきです。コロナウイルスの感染状況は日々変化しているため、日程を決めた時とはウイルスの流行度合いが変わってしまっている可能性もあります。必ず状況確認を行い、今は避けたほうがよいと判断したら、出来るだけ早めにスケジュールを設定し直しましょう。お互いどういう条件の時に打ち合わせをリスケジュールとするか、という指針をあらかじめ共有しておくとトラブルが少ないでしょう。

リスケジュール

一般的に下記のような条件の時はとした方が安全です。
・出席者に37℃以上の発熱がある、または発熱が続いている。
・出席者に風邪の症状(発熱、咳、くしゃみ、喉の痛みなど)がある。
・出席者に強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
・出席者の身近に新型コロナウイルス感染症の患者や濃厚接触者が発生している。
・出席者が、政府が入国制限措置を設けている国・地域から日本へ入国後、14日間経過していない。
・感染拡大により近郊エリアで緊急事態宣言が発令中、もしくはそれに準じる警戒状態である。

打ち合わせ方法

リモートでの打ち合わせが可能かを検討

定例の会議や、ネットを介しての資料交換で事足りる要件、それほど複雑ではない内容などは、対面ではなくリモートでの打ち合わせが可能かを検討しましょう。その上で、どうしても対面での打ち合わせが必要となった場合、広い会議室で適切な距離感を保てるようにする、出席者が多い場合は補助的な立場の人は出席を控えるかリモートでの参加にする、換気を定期的に行う、あらかじめ終了の時間を区切っておくなど、3密を避ける取り組みが必要となります。

社内にお客様を招く場合の対策


社内で来客がある場合は、ウイルスを持ち込ませない対策と共に、無症状の患者から感染を広げないための対策も必要になります。以下のことは社員だけでなく、いらっしゃるお客様にも協力をお願いしたいことを、あらかじめお伝えしておくといいでしょう。受付やビルの入口には、ウイルスを中へ持ち込ませないように、必ず消毒液を設置しておきましょう。手洗いの際には、非接触型かプッシュ式の容器で液体石鹸を利用するとより衛生的です。

タイトルとURLをコピーしました