新型コロナウイルス感染症予防の観点から、企業、店舗、商業施設などでもお手洗いのハンドドライヤー使用を中止しているところが多く、お店や商業施設などでは、ペーパータオルが活用されていることも多くみられました。
厚生労働省のホームページに掲載された「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」による「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年5月4日)では、トイレは感染リスクが比較的高いと考えられており、感染拡大防止策について、以下の項目が挙げられています。
・ 不特定多数が接触する場所は、清拭消毒を行う。
・ トイレの蓋を閉めて汚物を流すよう表示する。
・ 便器内は、通常の清掃で良い。
・ ハンドドライヤーは止め、共通のタオルは禁止する。
・ ペーパータオルを設置するか、個人用にタオルを準備する。
このように、トイレにおける感染症対策において、手を洗った後、ペーパーハンドタオルで手を拭くことが推奨されています。
「手を拭く」ことも重要
コロナウイルス感染症予防に手洗いが有効的なことについてはご存知の方も多いかと思いますが、実は「手を拭く」こともとても重要なのです。
以前にも増して手洗いをする回数が増えていますが、手を拭く(乾かす)方法によって何か変わることはあるのでしょうか?
近年ではハンドドライヤーが普及しているため、多くの人が手洗い後の手の乾燥にハンドドライヤーを使用していることが多いかと思います。
しかし、ハンドドライヤーは不特定多数の人が使うもので、きちんと洗えていないウイルスが手に残った状態の人が使うと、そのしぶきが飛んでウイルスを飛散させてしまうのです。
2009年、「日本環境感染学会誌」で発表された「病院における手指温風乾燥機とトイレ環境の細菌汚染調査」と題した論文によると、トイレのドアの取手と、トイレの電灯のスイッチと、ハンドドライヤーの水受けからそれぞれ菌がどのぐらい検出されるかを調べたところ、ハンドドライヤーの底面に付着する細菌の個数は、ドアノブの10倍以上になるとの論述があるそうです。
また、イギリス・リーズ大学(University of Leeds)とリーズ教育病院NHS信託(Leeds Teaching Hospitals NHS Trust)の共同研究により、手洗いで手を完全に洗浄できていない場合、ペーパータオルで手を拭くことで、手に残留したウイルスをより効果的に除去できる事が報告されました。
「手洗い後、手を拭く際に、ペーパータオルを使うことで、ウイルスの残留と拡散を抑制できるので、お勧めします」と研究員が語ったそうです。
使いやすさという点でも、トイレにハンドドライヤーとペーパータオルが置いてあった場合に約90%以上の人がペーパータオルを使用したデータがあるそうです。
衛生面でも使いやすさでもペーパータオルは手拭きの効果的な方法と言えるかと思います。
感染予防に「しっかり手洗い」+「しっかり拭く」を徹底
このように手拭きの効果的な方法であるペーパータオルですが、無駄使いには注意が必要です。
その方法とは、とても簡単な方法です。
① まずは手を洗う手洗いをする
② 濡れた手の平同士を合わせる
③ 指先は手洗いシンクの方向に向けたまま、縦に10回程度小刻みに振る
たったこれだけで、手についた水を飛び散らせることなくきることができ、その後に使用するペーパータオルを少なく抑えることができるのです。
そして、毎日使うものだからこそみやこでは、コストを見直して出来る限り販売価格を抑えた低価格のペーパータオルをご提供しています。
みやこで取り扱っているペーパータオルには、小判サイズ・中判サイズがございますので、ご使用用途に合わせてお選びいただけます。
飲食業界はもちろん、医療・介護の現場など様々なシーンにもお役立ていただけるのではないでしょうか。また、みやこオリジナルの「ピュアソフトシリーズ」は、バガスパルプを70%使用した環境に優しいペーパータオルになっております。
これからコロナウイルスだけでなく、インフルエンザも流行ってくる季節がやってきます。
手拭きの方法として衛生的なペーパータオルを賢く利用していきたいものですね。