テイクアウトの需要とともに増えるプラスチックごみ
コロナウイルスの感染拡大の影響で、テイクアウトを導入した店舗とテイクアウトの利用者は爆発的に増えました。しかし、それと同時にテイクアウトに欠かせない容器による『ごみ』が問題となっています。現在のテイクアウトのほとんどは、プラスチック製の容器や蓋を使用しています。テイクアウトが急増する前から叫ばれていた『プラごみ問題』は、これを機にさらに深刻化しているのです。そんな環境問題への関心の高まりから『バガス』製の容器が注目されています。
環境に優しく、高性能な『バガス』とは?
『バガス』とは、サトウキビをしぼったあとに残るもので、パルプの原料や板紙、絶縁紙などに再利用されています。
バガスのメリット
■資源の有効化活用
砂糖の原液を搾ったサトウキビの搾りカスで一部は燃料などの用途にも利用されていますが廃棄されてしまうことが多い材料で形成されているので資源が有効活用されており、原料が植物なので生成の段階から廃棄に至るまでCO2削減に繋がっています。
バガスのデメリット
■強度が弱い
紙容器と同様の特徴があり、復元性が低いので外部から強い力が加わり変形した場合もとの形に戻すことが難しいです。また、湿気の多い環境で使用すると変形してしまう可能性があります。かつては製糖工場の燃料として使われることが多かったのですが、工場の省エネルギー化が進んだことで、バガスが余るようになったことから、再利用が進んだと言われています。
バガスの特徴は環境に優しい上に多機能であること
バガスはサトウキビの残りを使用しているため、プラスチックだけでなく、木材などを使用した紙容器と比較しても、環境に優しい製品です。伐採・運搬・成型などの過程も他の素材ほどコストがかかりませんし、紙より繊維状になっていることが多く形が崩れにくく、燃えるごみとして廃棄した場合でも環境に負荷が少なく捨てられるという特徴も持っています。
※処分方法は各自治体によって異なりますので、ご確認下さい。
さらに、機能として優れているのが『耐熱性・断熱性が高い』という点です。その高さは、容器ごと電子レンジが使用できるほどですので、とても高いことが分かります。自然の風合いと手触り感でおしゃれさを残しながら、多機能なバガスは容器として種類が増えてきています。お店のメニューや量に合わせて選べるのも魅力的ですね。みやこでは、プレートからフードパックまで、バガスを使った容器を豊富に取り揃えています。
バガス容器で脱プラ&他店と差別化
みやこでは他にも、シンプルなデザインで環境に配慮した素材を使用した商品を多数取り揃えています。プラスチック製品は身近にたくさんありますが、自然のもので代替することもできるので、テイクアウトなどに用いることで他店との差別化することができます。このテイクアウト戦国時代に、環境にやさしい製品を導入して、お客様に選ばれるお店を目指してみませんか?