3.知っていますかリズムのハーモニーを楽しむ遊び「カップス(CUPS)」

雑記

アカペラで歌いながらコップを回す映画のCUPSシーンが大ブレイクドラマのエンディングでも有名に

「カップスCUPS」とは、紙コップや硬質のプラカップをテーブルに打ちつけて音を出し、クラップ(拍手と組み合わせてリズムを作る遊びです。数年前、映画のワンシーンとして登場したアカペラを歌いながらのCUPSがアメリカで大流行しました。その後、世界中で「CUPSやってみた」動画がアップされ、日本でもドラマのエンディングを飾ったり、いろんなアーティストがカップスソングを公開したりするなど、じわじわと人気を集めています。

CUPSは「てあそびうた」と同じで練習すればだれでもできるようになれる!

演奏中の動画を見ると、素早い動きに「むずかしくてムリ!」と思いがちですが、CUPSの基本動作は2小節分の動きの繰り返しです。単純な動きの組み合わせなので、決して難易度が高いものではありません。子どもの頃によく遊んだ、「せっせっせーのよいよいよい♪」で始まる手あそびうたを思い出してください。「おてらのおしょうさん」や「アルプスいちまんじゃく」などなどいろいろな歌がありましたが、最初は手の動きが覚えるだけで必死だったはず。CUPSも同じで、練習すれば誰でも必ずできるようになる遊びです。頭と体を同時に動かすことから、認知症予防の機能訓練として、高齢者施設の遊びに取り入れられています。

CUPS基本の動きにチャレンジ!コツは動きを1小節ずつAとBに分けて覚えること

基本の動きを覚えやすくするためのポイントは、動きを1小節ずつAとBに分けること。さらにBを2分すると覚えやすいといいます。最初は、手元を見つめながらゆっくり動かすことで慣れていき、だんだん下を見ないで正面を向きながらできると本格的!

「Aの動き」

→クラップ2回
→コップの底または床やテーブルを両手のひらで3回鳴らす
→クラップ1回
→コップを持ち上げてまた置く(横にずらして置いても可)
これだけでも十分伴奏になります。
何度も繰り返し練習してスムーズにできるようになったら、いよいよ見せ場にチャレンジ!

「Bの動き①1.2.3.4」

→「1」クラップ1回
→「2」逆の手でコップを持ち上げる
→「3」コップの口を手でポンとたたく
→「4」コップの底でテーブルをコンと鳴らす
斜め気味にコップをつかむと動かしやすいはず。
いよいよ後半戦です!

「Bの動き②1.2.3」

→「1」反対の手でコップを持ち替える
→「2」片方の空いた手をテーブルに置く
→「3」その手を乗り越えるようにコップを置く
これで2小節分の動きが完成です!
コップを持ち替えるときに底をしっかりつかむと落としにくいですよ。

CUPSソングはなんでもOK

CUPSブームの火付け役となった映画「PitchPerfect/ピッチパーフェクト」のでは、古いカントリーミュージックが原曲です。しかしCUPSに決まった音楽はありません。もちろんCUPSの曲に合わせてやるとカッコよく決まりますが、どんな歌に合わせても演奏可能だからこそ、幅広い世代で楽しめるのです。フジテレビのドラマ『問題のあるレストラン』では、きゃりーぱみゅぱみゅさんの曲に合わせて演奏していましたが、保育園や幼稚園であれば童謡に合わせて遊ぶことも。季節ごとに曲を変えてやってもいいですね。

コップさばきのスピードを競う「スポーツスタッキング」もおすすめ

 

ちなみに、コップを回すのはいいけれど、歌や音楽はニガテ人と合わせるのはニガテという方は、『スポーツスタッキング』はいかがでしょうか?スポーツスタッキングは、12個の硬質のプラスチック製のコップを、決められた形に積み上げたり崩したりするスポーツで、そのスピードを競うもの。1985年ごろ、アメリカの子どもたちが紙コップをピラミッド型に重ねて遊んでいたことから始まって、現在では世界54ヵ国で楽しまれています。日本の公式大会には、全国10地域での地域大会と、国内最高峰となるジャパンカップ(日本大会)があり、それぞれ年1回開催。公式大会には何歳からでも出場できるため、会場には子どもから高齢者まで幅広い年齢層の参加者が集まるとのこと。

いつでもどこでもだれとでも気軽にCUPS

歌を歌いながらコップや机を叩いて、クラップ拍手を交えて奏でるリズム遊びCUPS。そのいちばんの魅力は、なんと言ってもその手軽さです。紙コップやプラスチックコップさえあれば、いつでもどこでもだれとでも簡単にプレイできてしまいます!家族と、友人と、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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