8.「映え」だけじゃない! “地球に優しいテイクアウト”が、次の飲料のトレンドになる?!

プラスチックカップに関する事

企業は消費者の「映え」を意識し新しい試みを行うなかで、プラスチック製ストローの廃止やレジ袋の有料化など、環境に配慮した取り組みも同時に行っています。脱プラスチック運動は、テイクアウトにとって環境に配慮した容器・包装で商品を提供することは大きな課題であり環境に配慮したの使用を推奨していることからテイクアウトの消費者に環境に配慮された使い捨てプラスチックの事についてのアンケート調査を行いました。

広がるテイクアウト飲料市場。消費者の関心は、「映え」に加えて「エコ」。

2010年代のテイクアウトコーヒーに始まり、今年圧倒的なブームとなったタピオカ、レモネードなど、テイクアウト飲料のブームは、いまやとどまることを知りません。株式会社みやこが実施した調査でも、「週に一回以上テイクアウト飲料を購入している」と答えた人が47%という結果に。およそ二人に一人が毎週テイクアウト飲料を購入していることになります。

■アンケート1

夏、テイクアウトでアイスコーヒーやアイスティーなどの飲料をどれくらい買いますか?

昨今、消費者の趣向は、味へのこだわりだけでなく「映え」も意識されるようになりました。
テイクアウト飲料業界では、「いかに目を楽しませるか」という視点で各社が試行錯誤しています。しかし、移り変わりの激しい業界の中でブームを生き残るためには、さらにプラスαの付加価値が求められそうです。そのヒントが、「環境への配慮」。現在、ファストフードやテイクアウト飲料の大手企業が続々とプラスチックストローを廃止しています。その姿勢に共感する消費者の間で「マイストロー」が広がっていることは興味深い動きです。また、来夏のレジ袋有料化も、消費者の環境への意識を高める要因となっているでしょう。
このように、環境問題は消費者にとって身近かつ参加しやすいテーマのひとつ。今後、環境に配慮しながら好みの飲料を楽しむことは、トレンドとなっていくことが予想されます。

近年高まる「脱プラスチック」の背景とは?

しかし、そもそもなぜ、脱プラスチックの動きは広がっているのでしょうか。
まず、プラスチックという素材は、石油を原料にしています。そのため、自然分解されず、半永久的に残り続けます。特に深刻なのは、海洋プラスチックの問題です。
プラスチックは地球環境下で自然に放置されると劣化して細かくなり、直径5㎜以下のマイクロプラスチックと呼ばれる破片になり海を永い年月漂う事になります。それを魚や貝が誤食することで、魚介類の成長や繁殖を妨げる要因となり、生態系に影響を与えます。また、海を漂う間に、海水中の有害物質をプラスチックが吸収してしまう問題も指摘されています。近年、そうした海洋生物への影響や、世界中で海岸に打ち上げられたプラスチックゴミの山などはメディアに取り上げられ、急速に注目を集めています。
そうした背景から、使い捨てのプラスチック製品を扱う企業側にも、責任と対策が求められる風潮が高まっています。
世界的な企業でも、環境への影響を考えて続々とプラスチックでの商品提供を見直しているのです。

プラスチックストローの次の課題は、「環境に優しいプラコップ」

そこで、テイクアウト飲料の企業にとって大きな課題となるのが「環境に配慮した容器や包装での商品提供」。上述の調査でも、「環境に配慮している企業から商品を買いたいか」という質問に、『多少希望と異なっても、環境問題に配慮している企業から買いたい』『同じものが手に入るなら、環境問題に配慮している企業から買いたい』と答えた人が合わせて72%いるという結果が出ています。

■アンケート2

環境問題に配慮している企業にたいして、どう思いますか?

「うちは既にプラスチックストローや持ち帰りビニール袋の廃止を行なっているよ!」という企業におすすめなのが、環境に配慮したプラコップの導入。例えば、『PLA(ポリ乳酸)カップ』は、とうもろこしやじゃがいも、さとうきびなどの植物由来のでんぷんを原材料にした、環境に配慮された植物性プラスチック。石油を原料としていないため、プラスチック特有の臭いがなく、香りにこだわりがある商品におすすめです。また、カップの透明度が高いこともポイントのひとつ。入れたものの自然な色を伝えることができるため、商品の色味や美しいデコレーションを引き立てます。テイクアウト飲料に欠かせない容器だからこそ、企業の姿勢の現れどころ。環境に配慮した素材かつ、商品へのこだわりが引き立つ『PLA(ポリ乳酸)カップ』で、消費者にアピールしてみませんか。

【調査概要】

期間:2019年8月1日~3日
対象:10代~60代男女(Gunosyリサーチ)
人数:100人

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