92.汎用品と互換品は何が違う?トナーカートリッジの選び方をご紹介

雑記

トナーカートリッジってなに?
コピー機に欠かせないトナーカートリッジ。トナーとは、コピーやプリントをする際に紙に文字などを印字するための粉のことを言い、カートリッジとは、取り外しができ、差し替え可能な部品のことをいいます。トナーをカートリッジに詰め込み、簡単に交換できるようにしたものがトナーカートリッジです。1つのトナーカートリッジで印刷できる枚数は約5,500枚、大容量のもので約11,000枚。トナーがなくなれば交換が必要になります。価格は低いものから高いものまであり、高いものでは1つで数万円するものもあります。コストがかかるものなので、買い間違いをしたくありませんよね。インターネットで調べるといろいろな種類がでてきて、何を買えば良いのかよくわからない、という人も多いのではないでしょうか。
今回はトナーカートリッジについて詳しく紹介します。しっかり理解して、きちんと選びましょう。ぜひ商品選びの参考にしてみてくださいね。

トナーカートリッジの種類と特徴

1.純正品

純正品とは、プリンター本体を作ったメーカーが販売している正規の製品のこと。
品質が良く不具合も少ないですが、もしも何かトラブルがあったときには、メーカーのサポートを受けることができます。価格は純正品が最も高価で、その分仕上がりもキレイです。不具合が起きてほしくない、もし起きてしまってもサポート体制がしっかりしていてほしい、印刷の仕上がりもキレイにしたい、と思うのであれば、純正品を買うことをおすすめします。

2.汎用品

汎用品とは、複数のメーカーのプリンター本体で使える可能性のある製品のこと。
OEMといわれる、他社の製品を製造することを指します。海外で安く調達したトナーカートリッジのICチップだけ国内用のものに取り替えるといったものです。汎用品はメーカーの保証がないものがほとんどなので、注意が必要です。近年では、純正品とは全く関係のない互換品のことを汎用品として販売する店舗も存在しているようです。汎用品として販売されているものでも、どちらの汎用品であるのか確認し、分からない場合は購入しない方が良いでしょう。購入する場合は、どちらのことを指している汎用品なのか、確認する必要があります。

3.再生品※リサイクル品とも呼ばれます。

再生品とは、純正品を作ったメーカーではない会社が使用済みの純正品を回収し、再び使えるようにした製品のこと。
再び使えるようにするために、部分的に新しいもの(純正ではないもの)に取り替えます。一見、純正品とそこまで品質に差は出ないように感じるかもしれませんが、取り換える部品によって、その部品の品質が良いものもあれば悪いものもあるので、結果的に純正品の品質とは大きな差が出てきてしまうのです。再生品の大手メーカーが存在するように、再生品の製造を専門とする企業もあるほど、再生品は多く市場に出回っています。日本にある大手の再生品メーカーであれば、生産やサポートの体制をしっかりとつくっており、品質基準の認証を取得している工場もあります。再生品があるということは、再生品を作るために使用済みのトナーカートリッジを回収する必要がありますが、無料で回収をしてくれる業者があります。再生品は、廃棄物の削減、CO2の削減、価格が安いことから経費削減にも繋がります。ごみ問題、環境問題、またオフィスの無駄、という問題をより良くする目的で再生品を利用するというのも良いかもしれません。しかしながら、品質や保証では純正品には劣るので、しっかり確認はするようにしましょう。

4.互換品

互換品とは、純正品を作ったメーカーではない会社が、ゼロから作った製品のこと。
同じもののように見えて、純正品とはまったく関係がありません。品質においては純正品には劣りますが、品質基準の認証を取得しているほど品質の良いものを作るメーカーもあります。しかし、品質の悪いものもありますので、しっかりそのメーカーのホームページを確認するなど、見極める必要があります。価格は安いものも多くありますが、失敗するリスクも高いです。互換品を選ぶ際に失敗しないためには、口コミを見ることも効果があります。ほかにも、日本で作られているものなのか、保証のあるものなのかも確認しましょう。また、オークションに出品されているものは購入しないことをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました