イベントなどで紙コップが必要になったとき、どんなサイズの紙コップを選べばいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。また、サイズを調べる際、紙コップのサイズはオンスで表現されるため、迷う方もいるかもしれません。今回は、紙コップのサイズ単位であるオンスとミリリットルの関係や、サイズ別のおすすめ紙コップなどをご紹介します。
紙コップの歴史は?
紙コップの起源は、1900年代のアメリカ。飲料の販売時に使われはじめたのが起源といわれています。その後は結核の蔓延防止を目的に、鉄道内での飲み物提供などで衛生的であるという理由で全米に広がったといわれています。日本では戦後、進駐軍への納品のためにオンスが基準の紙コップが普及したそうです。
オンスとは
オンスは、重さを表す単位の一つでが重さだけでなく液体などのにも使われます。略称は “oz “です。約28グラム(液体だと約30ml)に相当します。1オンスは約30ミリリットル(mL)に相当します。たとえば、7オンスと表記されているカップは、7oz×約30ml=約210mlとなります。
紙コップができるまで
紙コップは、加熱してプレスすることで接着剤など使用せず圧着することでカップが作られます。紙の層が増えることで、カップはより丈夫になり、液漏れしにくくなります。また、紙コップの内側にポリコーティングを施すことで、防水性を高め液体を漏れないようにします。
紙コップの廃棄方法
紙コップは、すべて紙で出来ているわけではなく紙コップの内側にはポリコーティングされているので、全ての紙コップがクリーンなわけではないことに注意が必要です。
様々な場所で使われる一般的な紙コップのサイズ
コンビニエンスストアやファーストフード店では、5オンスから16オンスまでの小さめの紙コップが使用されていることが多いです。
イベントなどでは、ビールやワインなどのアルコール飲料を提供するために大きなサイズを使用することがあります。
ビジネス使用の場合は、5オンスから12オンスまでが多く、コーヒー・お茶など提供するのに最適なサイズを選ばれることがあります。
サイズ別おすすめ紙コップ
・1~3オンス(約30~90ml) 試飲やうがいなどに適しています。 |
・4~5オンス(約120~150ml) ウォーターサーバーなど少量の飲み物を入れるのに適しています。 |
・7~9オンス(約200~270ml) 一般的なサイズ。コーヒーやお茶などの飲み物を入れるのに適しています。 |
・10~12オンス(約300~360ml) ジュースなど、冷たい飲み物を入れるのに適しています。 |
・13~15オンス(約390~450ml) ソフトドリンクなど、大きめの冷たい飲み物を入れるのに適しています。 |
・16~18オンス(約480~540ml) ビールやミックスドリンクなど、大きめの冷たい飲み物を入れるのに最適です。 |
・19~32オンス(約570~1100ml) 容量が非常に大きいため、唐揚げやポップコーンなど食材のケースとしても使えます。 |
※1オンス・・・約30mlで換算
まとめ
紙コップは、サイズの種類が非常に多く場面ごとの用途に合わせたサイズ選びができ、使い切りなので飲み物を入れて長期保管が出来ない反面、イベントでのテイクアウトや、うがいなどでは紙コップを使用することにより、常に新しいコップをご使用頂けますので衛生状態の確保や洗う手間が省け貴重な時間を有効に使うことが出来るので場面に応じたサイズ選びをしましょう。