なぜ紙コップのサイズは「205ml 」なのか?

紙コップに関する事

私たちはコンビニやスーパーでペットボトルの飲み物を買うときに、500ml、1L、2Lとml(ミリリットル)やL(リットル)を基準にしていますが、紙コップについては何mlかと聞かれると、答えるのは難しいかもしれません。
一般的な紙コップのサイズは7オンス(約205ml)なのですが、なぜこのような中途半端な数字なのでしょうか。
それは、容器の基準単位がmlやLと異なり、オンス(OZ)だから。
ちなみに、OZ(オズ)ではないので、この機会に覚えておきましょう!海外旅行のときのレストランなどで役立つかも知れません。
1オンスは約29.57mlで、7オンスでは約206.99mlとなるため、表記としてキリのいい205mlとなるわけです。
紙コップのサイズには1オンス、約30mlの試飲用の小さなものから、ポップコーンなどを入れる大容量のものまで揃っています。

近年高まる「脱プラスチック」の背景とは?

そもそも紙コップの起源は、1900年代のアメリカ。飲料の販売時に使われはじめたのが起源とされています。
その後は結核の蔓延防止を目的に、鉄道内での飲み物提供などで衛生的であるという理由で全米に広がったといわれています。
日本では戦後、進駐軍への納品のためにオンスが基準の紙コップが普及したといわれています。

美味しさ引き立てる カップのサイズ選び

飲み物を美味しく提供するには、美味しく飲んでいただけるサイズ感の紙コップ選びが重要です。
「ちょうどいい」サイズの紙コップが、コーヒーやジュース、ビールなど飲み物の美味しさをより一層引き立てます。
サイズ以外にも、柄や紙の厚みなども紙コップの重要な選定ポイント。
冷たいものを入れるか熱いものを入れるかによっても変わってきます。
最近では、環境に優しいプラスチックのカップへの関心も高まっています。
試飲、うがい、飲食物の販売など、用途に合わせて使うのがオススメ。
目的にあったピッタリのサイズの紙コップをぜひ選びたいですね。

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