67.【エシカル消費】エシカルなエコイベントに。脱プラ素材のコップやストロー、カトラリー

2023/05/01

“イベントのエコ化”が求められている理由

イベント 祭り 出店

“イベント”とひとくくりにしても様々ありますが、多くのイベントで楽しめることの一つが、フードとドリンクの販売ではないでしょうか。

何十店もの飲食店が一箇所に集まり、来場者はそこから好きなものを選んで、自由に食べたり飲んだりすることができます。

しかし、こうした飲食をともなうイベントで必ず発生してしまうのが、お皿やコップ、割り箸やスプーン、ストローなど使い捨ての消耗品です。

イベントは、大量のごみの発生と、多くのエネルギー・資源を消費することで、環境に大きな負担をかける要素を含んでいます。

主催者側は、イベント開催にかかる費用に加え、ごみの処理にかかる費用も負担しなければならず、どのような内容のイベントでも、できるだけ抑えたい出費の一つです。

さらに今、社会全体が人や地球環境、社会に配慮した消費である“エシカル消費”を目指す風潮にあります。

イベントのエコ化は、費用面や環境保全の面、そして来場者への啓蒙という面でも非常に重要な取り組みといえるでしょう。主催者側としては、出店する飲食店にも積極的にイベントのエコ化に取り組んでほしいところ。

しかし、飲食店側も運営しながらエコ化に取り組むとなると、かかる負担は大きくなってしまいます。

そこで取り入れたいのが、“消耗品を環境負荷の少ない製品へ切り替える”ことです。

これなら、飲食店側は手間を増やさずに、イベント全体でエコ化を推進することができますね。

今回はイベントですぐ使える、環境負荷の少ない製品をご紹介します。


ドリンク提供におすすめ!植物由来の透明なプラカップ

植物由来のプラスチック 植物由来のプラスチック

植物に含まれるでんぷんなどから作られた、ポリ乳酸(PLA)というバイオマスプラスチックで作られたカップは、エコイベントで大活躍するでしょう。

植物が原料なので二酸化炭素の排出を抑制して石油資源の節約に貢献できる、環境に優しい商品となっています。

このカップはプラスチック特有の臭いがなく、ドリンク本来の香りと、ドリンクの色をそのまま伝えられる透明度の高さが特徴。

みやこでも取り扱いのあるPLAカップは、試飲などに最適な1オンス(30ml)から、一般的なサイズの7オンス(210ml)、Mサイズ相当の10/12オンス(340ml)、大容量の20オンス(600ml)とサイズもさまざま。
用途に応じて、最適なカップを選ぶことができますよ。
https://www.miyaco.jp/SHOP/64447/210480/list.html


みやこではこの他にも「木製カラトリー」や「紙製ストロー」など、合わせて使える“環境配慮物品”を多く取り揃えています。
https://www.miyaco.jp/SHOP/177317/list.html


ドリンクと一緒に!紙や植物由来のストロー

環境に優しいストロー

ポリ乳酸(PLA)というバイオマスプラスチックで作られた商品は、他にもあります。

使い捨てられる量が多いストローは、ドリンクと一緒に提供される場合がほとんどです。

積み重なると大変な量になるストローも、1本1本の量は少なく見えるため、エコについて考える時に、つい見逃しがちになってしまいます。

しかし、ストローが地球環境もたらす恐ろしさは、多くの人が知っているのではないでしょうか。

ある年に公開された、鼻にストローが刺さったウミガメを救助する動画はその一つです。

刺さっていたストローは、分解されることなく海に流れ着いたプラスチック製だったそうです。

石油由来のプラスチック製品は、まず自然環境の中で分解されることはありません。

適切に廃棄したとしても、環境への一定の負荷はかかります。そういった石油由来のストローの使用を控えたり、バイオマスプラスチック製や紙製のストローに切り替えたりすることで、イベントのエコ化につながります。


グリーンプラマーク認証のストロー

グリーンプラマーク認証 プラスチックストロー

環境への負担に加えてコストパフォーマンスも重視するなら、紙製のストローもおすすめです。

紙製のストロー

紙ストロー

「紙だから、すぐにふやけてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、厚みのある紙を使用しているため、紙製ストローとしては耐久性があります。

ただし、長時間液体に浸し続けたり、氷が入ったドリンクを強い力でかきまぜたりすると、耐久性が弱くなってしまうので、注意してくださいね。


食品やスープなどに対応できる、木製のカトラリー

木製カトラリー

石油由来のプラスチック製品と、植物由来のプラスチック製品は、ひと目見ただけでは違いが分かりません。

それだけに、飲食店がエコに取り組んでいるのか伝わりづらいという難点があります。

しかしこの木製のカトラリーなら、いわゆる“使い捨てのカトラリー”と異なるので、目に見える形で環境へ配慮していることをお客様に伝えられるでしょう。

みやこではスプーン1つ取っても、長さの異なる製品や、アイスクリーム用、デザート用といった用途に特化した製品を取り揃えています。

フォーク、フォークスプーン、ナイフもそれぞれ2~3種類ずつ長さの異なる製品を用意していますので、提供する食品に合わせて最適なカトラリーを選んでくださいね。


エシカルなエコイベントで、環境について考えるきっかけを

エコイベントをきっかけに、環境や社会、未来に優しい“エシカル消費”を広めることで、これまでに図らずも環境破壊や人権侵害につながっていた消費行動を見直す人が増えるかもしれません。

コロナ禍で長く禁じられていたイベントだからこそ、地球にやさしいみんなの居場所として再開したいものですね。