ホテルのアメニティはどのようなものがある?持ち帰ってもよいの?
部屋のグレードや立地、価格に加えて用意されているアメニティもホテルを選ぶ際には重要なポイントです。アメニティが充実していると、快適な宿泊を楽しめるでしょう。
一口にアメニティといっても、ホテルによって異なるほか、持ち帰ることが可能なもの・不可能なものなど多岐にわたります。 そこで本記事は、ホテルのアメニティにはどのようなものがあるのか、持ち帰っていいアメニティは何かなどを解説します。今後のホテル宿泊に役立つ情報をまとめたので、ホテルアメニティの概要を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ホテルのアメニティはどのようなものがある?
アメニティとは、快適さや心地よさを意味する英語「amenity」が基になった言葉です。ホテルや旅館での一日を快適に過ごすためにある備品で、使い捨てのものもあれば、持ち帰りが可能なものもあります。
ここからは、一般的に用意されていることが多いアメニティと、ホテルによって有無が変わるアメニティをそれぞれ紹介します。
一般的に用意されていることが多いアメニティ
ビジネスホテルやリゾートホテルなど、ホテルの形態によらず一般的に用意されていることが多いアメニティは、以下のとおりです。
● 枕カバー・シーツ
● バスタオル
● ハンドタオル
● 浴衣・バスローブ
● トイレットペーパー
● 歯ブラシ・歯磨き粉
● 髭剃り
● カミソリ
● シャンプー
● コンディショナー
● ボディーソープ
● ハンドソープ
● スリッパ
● ヘアアイロン
● くし
● ヘアゴム
● シャワーキャップ
● コットン
● 綿棒
● 冷蔵庫
どのようなホテルにも備え付けられているアメニティは、身の回りの日用品が多く、買い出しの手間やコストを抑えられるため宿泊する上で欠かせないものです。
ホテルによって有無が変わるアメニティ
ホテルによって、有無が変わるアメニティもあります。
例えば、洗顔・クレンジング・化粧水・乳液・クリームなどの基礎化粧品やヘアアイロン、衣服用のアイロンなどです。また、アメニティとして空気清浄機や加湿器、靴乾燥機などを貸し出しで用意しているホテルもあります。
リゾートホテルでは高級ブランドの化粧品やコーヒー・ティーのセット、ソフトドリンク、靴を脱いで宿泊する旅館では靴下がもらえるケースもあります。
アメニティを選べるホテルもある
ホテルによっては、宿泊者がより快適な宿泊となるように、宿泊者自身でアメニティを選ぶ形式を導入しているところもあることをご存じでしょうか。
入浴剤や各種日用品などのアメニティがエントランスやロビーに用意されており、チェックイン後に宿泊者自身が自分の好きな組み合わせでアメニティを選ぶことができます。
他にも、日常生活にかかせないスマートフォンの充電器や、お仕事には欠かせないパソコンの充電器を選ぶことのできるホテルもあります。 また、グレードの高いリゾートホテルには、24時間利用できるジムや疲れを癒やすことのできるスパ、会議スペースが用意されていることもあります。これらの充実したアメニティがあれば、ホテルがただの宿泊する手段から、非日常的で特別な雰囲気や体験を味わえるものに変わるでしょう。
同じホテルでも、宿泊プランによってアメニティのグレードやコンセプトが変わることもあるのでチェックするのがおすすめです。
必要なアメニティがある場合は事前に確認を
ホテルに用意されている一般的なアメニティについては先述しましたが、必ずしも備え付けられているわけではありません。
最近はプラスチックごみ削減のために、プラスチック資源循環促進法が施行されたこともあり、プラスチック製のアメニティを有料化したり、宿泊者からの要望があってから準備したりするなどの対策が取られています。
ホテルによっては用意されていないものもあるので、宿泊した後に困ることがないよう、ホテルの公式ホームページや宿泊予約サイトを確認しましょう。 また、充電器やヘアアイロン、ドライヤーなどのアメニティがあれば余計な荷物を減らせるという観点からも、事前に宿泊するホテルに確認するのがおすすめです。
特に海外ホテルに宿泊する場合、日本のホテルと異なりアメニティが充実していない可能性があります。
より快適な宿泊となるよう、使い慣れたものを持参するのも選択肢の一つです。
ホテルのアメニティは持ち帰れるものがある?
ここまでにホテルのアメニティの概要をご紹介しましたが、中には持ち帰れるものがあるのをご存知でしょうか。
せっかくなので持ち帰って日常生活の予備にしたり、外出用や携帯用として持って活用したりしたいと考える方もいるでしょう。 ただ、中には持ち帰ってはいけないものもあるので、両者の違いや迷った場合の対策などをご紹介します。
持ち帰ってもよいもの
持ち帰ってもよいアメニティは、主に使い捨て用品や小分けになっているもの、衛生上使い回しができないものなどです。
例えば、以下のアメニティがあげられます。
● 歯ブラシ・歯磨き粉
● 髭剃り
● 使い捨てスリッパ
● 個装されたシャンプー・リンス
● ティーバッグやドリップコーヒー
● 使い捨てのヘアブラシ
● ボディウォッシュスポンジ
● シャワーキャップ
● ヘアゴム
● コットン
● 綿棒
また、ホテルによっては、選んだ入浴剤や小分けになった基礎化粧品などを持ち帰れる場合もあります。
アメニティセットとしてまとめられているものも持ち帰れます。日常で使うものも多いので、予備で持っておくと便利でしょう。ただし、無料でもらえるからといって大量に取ることは避け、節度ある利用を心がけてください。
持ち帰ってはいけないもの
持ち帰ってもいいアメニティがある一方、使い捨てではないものやホテルの備品は持ち帰ることはできません。
以下のアメニティは、持ち帰らないようにしましょう。
● ベッドリネン(枕カバー・シーツ)
● 浴衣・バスローブ
● 詰め替えボトルに入ったシャンプー・ボディーソープ・コンディショナー
● ボトル入りの基礎化粧品
● バスタオル
● フェイスタオル
● ヘアドライヤー
● ヘアアイロン
● 食器類
● 雑誌や書籍
これらのアメニティはホテルがクリーニングして再度利用できるほか、複数の宿泊者に利用してもらうことを想定しているものです。
勝手に持ち帰るとトラブルに発展する可能性があるので、ホテル内での利用に留めてください。
浴衣やバスローブ、バスタオルなどは売店で販売されていることもあるので、欲しい方はそちらで購入しましょう。
持ち帰ってはよいか分からない場合はホテルに確認
持ち帰ってよいアメニティとそうでないアメニティの見分け方をご紹介しましたが、中には判断に迷うものもあります。例えば、個装されたハンドタオルやミニボトルに入ったシャンプー、基礎化粧品などです。
これらは持ち帰れる場合もありますが、先述したようにトラブルになる可能性もあるので、判断が難しい場合は必ずホテルスタッフに確認してください。
まとめ
本記事では、ホテルアメニティの概要や持ち帰れるものとそうでないものの違いを解説しました。
バスグッズやヘアドライヤーなどの基本的なものは、快適な宿泊に欠かせないアメニティです。
グレードの高いリゾートホテルでは、ジムやスパ、高級ブランドのアイテムなどのアメニティが揃っているので、より非日常的な体験を楽しめるでしょう。
ホテルによっては、アメニティを自分の好きな組み合わせで選べるところもあります。
基本的なアメニティはおおよそ共通していますが、必ずしも使いたいものがあるとは限りません。
事前に宿泊予約サイトやホテルのホームページをチェックするのがおすすめです。
宿泊費にアメニティの費用は含まれているという考えの基、使い捨てのものや個装されたものは持ち帰っていい場合もあります。しかし、ボトル入りのバスグッズやバスローブなどは、持ち帰るとトラブルになる可能性もあるのでホテル内での利用を守るようにしてください。中には持ち帰ってもいいか迷うアメニティもあるので、そのようなものはホテルスタッフに必ず確認しましょう。