2024/11/22
飛沫感染を防ぐ取り組み1. 接客時にマスクやフェイスガードを着用する。 2. 人が触れるところはこまめに清掃する。 3. アクリルやビニールで空間を仕切る。 4. 使い捨ておしぼりやウエットティッシュを用意する。 5. 料理ごと取り箸の常備、もしくは予め取り分けた状態で提供する。 対面での接客は、従業員とお客様双方に感染のリスクを増やしますが、今までは「表情が見えづらい」や「声が聞き取りづらい」などの理由から、マスクの着用は避けられる傾向にありました。しかし最近では、お客様に安心して利用してもらうため、マスクを着用して接客を行う店舗が増加しています。マスクに加えて「フェイスガード」と呼ばれる、顔全体を透明なポリエチレンテレフタレート(PET)でカバーする商品も登場しました。マスクのような息苦しさが少なく、水洗いして繰り返し使用できるので、これからの接客業に欠かせなくなるかもしれません。 清掃にも気を付けたい清掃も、今まで以上にこまめに行う必要があります。飲食店なら利用者ごとにテーブルや椅子、メニュー表など、それ以外の店舗でもレジや買い物カゴ、カート、試着室など、お客様の手が触れる部分を徹底して消毒する必要があります。特にレジでの清算では、お客様と従業員との距離が近くなりやすく、飛沫感染のリスクが極めて高くなります。アクリルやビニールを使用した透明な間仕切りを、レジ前など人と人の距離が近づきやすい箇所に設置することで、飛沫を飛散させにくくして接客を行えるようになります。また、飲食店でできることとしては、使い捨てのおしぼりやウエットティッシュなどを用意することで、お客様へ感染対策を促すこともできます。除菌効果のあるグッズであれば、店舗の対策がより徹底されていることをお客様に訴えかけることができるかもしれません。 料理を提供する時に気を付けたい料理の提供時にも、一工夫でできる感染防止対策があります。使い捨ての取り箸を料理ごとに常備する、料理を予め取り分けて提供することです。使用済みの箸が別の人に触れる心配もないので、お客様に安心して料理を楽しんでもらうことができるでしょう。人との接触を減らす取り組み1. 決済は非接触型決済を推奨する 2. 現金を受け渡す場合は、コイントレーを使用する 3. テイクアウトを実施する 店舗側で気を付けたい店舗側で準備することのできる「接触を減らす取り組み」はいくつかあります。その一つが「非接触型決済」の推奨です。会計時現金は不特定多数の人間の手を回ってきたものですので、実は考えているよりもずっと汚れているものです。そういったリスクを避けるためにも、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などの非接触型決済を推奨することで、従業員・お客様の双方の接触機会を減らすことにつながります。領収書領収証を渡す際や、現金の受け渡しが発生する場合には、手渡しを避けてコイントレーを活用することで、直接相手の手に触れる機会を減らすことが求められます。人との接触機会そのものを減らしつつ売り上げを確保する取り組みとしては、「テイクアウト」が主流となってきました。店舗で支払いを行う場合も、非接触型決済を推奨したほうが、より接触リスクを減らすことができるでしょう。3つの「密」を避ける取り組み
1. 入店を予約制にする。 2. 間隔を空けてもらうための「目安サイン」を設置する。 3. 時間帯ごとの混雑状況を開示する。 厚生労働省によると、「密閉空間」、「密集場所」、「密接場面」という3つの条件が同時に重なる場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。入店を予約制にして人の出入りを意図的に抑制することで、お客様にも安心して利用してもらいやすく、従業員も短時間で不特定多数のお客様と接触する機会を減らすことが可能になります。 ソーシャルディスタンス一方、お客様同士の接触にも注意しなければなりません。飲食店のテーブルや洋服屋の試着室、スーパー・コンビニのレジ前など、人が自然と密接しやすい場所には、間隔を空けてもらうための「目安サイン」を足元などに設置することで、意識的に間隔を空けてもらう工夫が求められます。また最近では、テレワークや時差出勤の影響もあり、スーパーなどの混雑時間が変化してきています。混雑時間帯を避けて安心・安全に利用してもらうためには、「混雑状況の開示」が有効な手段の一つと言えるでしょう。混雑のピークタイムが変わってきたことをお知らせすることで、オフピークの利用を促す効果もあり、「混んでいるかもしれないから行くのは止めよう」といった動きにも対応することができます。 感染者を出さないための注意・対策が必要感染者を出さないために、店舗では平時以上の対策が求められています。お客様に安心して店舗に来てもらうためにも、店舗でできることが積極的に実施しましょう。 |