2024/11/22
あの飲食店で使われている箸はなに?業態別・業務用割り箸の販売実積を調査!突然ですが、あなたの経営する飲食店では、「割り箸」に対してどのようなこだわりをお持ちでしょうか?安さやコストパフォーマンス、使いやすさなど、お店それぞれになんらかのこだわりがあると思いますが、今回みやこでは、過去の業務用割り箸の購入データを分析・調査し、購入者の経営する(勤める)お店のジャンル別に、売れ筋の良い箸をピックアップしました。このコラムではその情報を元に、あなたのお店で提供する料理にはどのような箸が合うのかを考えていきたいと思います。
料理のジャンル別・売れ筋の割り箸はなに?こちらの表は、みやこで過去に業務用割り箸を購入した人の経営する(勤める)お店のジャンルと、多く購入された箸の種類を一覧にしたものです。例えば和食などの専門料理店やすし屋では「竹角箸」「利久箸」「卵中箸(らんちゅうばし)」が、中華料理店や焼肉店では「元禄箸」「天削箸(てんそげばし)」「双生箸」「竹角箸」などが多く購入されています。まずは、この表に登場する箸の特徴をおさえましょう。「天削箸」とはこの箸の購入が多いお店は「専門料理店(和食等)」「中華料理店」「焼肉店」「ラーメン店」などです。来客へ料理を提供する時、高級料亭など、おもてなしに華を添えたい時におすすめのお箸です。見た目の美しさと、頭部を大きく斜めにカットした形状が特徴で、飲食店ではワンランク上のおもてなしを演出することができる最適なお箸といえます。 「竹角箸」とはこの箸の購入が多いお店は「専門料理店(和食等)」「中華料理店」「焼肉店」「すし屋」などです。和食・洋食・中華など様々なジャンルの料理をとりあつかう時、 油物の料理を食べる時におすすめです。高い強度と油を弾きやすいという特徴があり、鍋物や天ぷらなどの汁物・油物料理などにも対応することができます。1本ずつ分かれており、シンプルで見た目もきれいなので、まさにオールラウンダーの割り箸です。 「卵中箸」とはこの箸の購入が多いお店は「専門料理店(和食等)」「すし屋」などです。その歴史は古く、千利休が客を招く際に客用に使いやすく考案した箸と伝えられています。1膳ごとに白帯を巻いており、箸は帯を外すと1本ずつ分かれていますので割る必要がありません。現在では、お祝いの席などワンランク上のおもてなしの場に用いられることが多いです。 「利久箸」とはこの箸の購入が多いお店は「専門料理店(和食等)」「すし屋」などです。利久箸は、千利休が考案したとされる「卵中箸」を元に、明治時代に改良されて作られたことからこの名がつきました。卵中箸との違いは割って使うという点です。 「元禄箸」とはこの箸の購入が多いお店は「中華料理店」「焼肉店」「ラーメン屋」「そば・うどん屋」「すし屋」などです。量や低コストを重視するお店におすすめの箸で、みやこでは1膳あたり1.09円から販売しています。店舗で料理を提供する箸だけでなく、コンビニやスーパー、テイクアウトをした時にもらうような、個別に完封されている割り箸も元禄箸であることが多いです。 「双生箸」とはこの箸の購入が多いお店は「中華料理店」「焼肉店」「ラーメン屋」「そば・うどん屋」などです。和食や中華など、麺類を提供する時や、豆などの小さい食材を提供する時におすすめです。箸先が細くなっているので、豆類やそばやうどん、ラーメンなどにも最適で、特に「竹」を使った箸は油を吸わない性質から、油ものの中華料理、長時間滞在するお店に向いています。焼肉の場合も、燃えにくい竹がおすすめです。 箸はどの業態でも用意しよう洋食料理などの箸を使わない料理を提供する業態では、割り箸の用意は不要なのでしょうか?答えは「NO」です。箸の用意は個人の飲食だけでなく、食事の取り分けや、箸での食事を希望するお客様への気配りにもつながります。割り箸なら導入にそれほどコストはかからないので、お店に常備しておくとよいでしょう。箸がお店のイメージを作る提供する料理や目的にあった割り箸を選ぶことで、お店のイメージは作っていくことができます。料理とは切り離せないものだからこそ、料理にあった箸を選んで、お客様によろこんでもらえるお店を目指しましょう! |