2024/11/22
使い捨てでも環境にやさしく。紙からできたストロー特集 なかなか慣れない紙ストロー スターバックスや大手外食レストラングループのプラスチック製ストローが廃止され、紙ストローを使う機会がぐっと増えたと感じますね。 これまでのプラスチックストローに慣れてきた私たちにとって、紙ストローの使用感、使い勝手は決して良いものではないかもしれません。 口当たりが良くなかったり、使用途中でヘタれてしまったり・・・正直使いにくいと感じる事も多いのではないでしょうか。 また「ストローの廃止に本当に環境改善効果があるのか?」という疑問も目にします。 しかし、ある科学者は「プラスチック製ストローの廃止は象徴的な意味合いが強い」と言います。 この問題が世界中に広く認知されるきっかけになったもののひとつにウミガメの鼻に詰まったプラスチック製ストローを引き抜く様子を撮影した動画があります。 血を流すウミガメの姿がSNSなどを通じて拡散され、人々の環境問題への関心を高めました。 このような流れもあって「プラスチック製ストローの廃止」は環境問題へ取り組むに当たって人々に象徴的な意味を与えていると言えるかもしれません。 これらの動きは生態系を壊すプラスチックゴミを抜本的に減らすものではないかもしれませんが、「使い捨てプラスチックを減らそう」という意識改革のきっかけとして一定の役割と意味を持つというものです。 それほど深刻な海洋プラスチック問題 世界中で1年間に海へと流出するプラスチックの量は800万トンにのぼると言われています。 企業や個人が不法投棄したゴミ、あるいは管理ができずに散乱し、結果海や川に流れ出てしまっているのです。 しかし800万トンと言われてもピンとこないですよね。 日にすると2万トン強、もっと分かりやすい数字にすると、10秒ごとにゴミ収集車1台分のゴミが海洋に投棄されている計算になるそうです。 太平洋には「太平洋ゴミベルト」と呼ばれる世界で最も多くの海洋ゴミが漂う海域があります。 北太平洋のほぼ中央に位置するその海域の面積はなんと日本の2~4倍もあるのです。 そこに漂っているプラスチック製のゴミは、紫外線や風雨に晒され5mm以下の細かいマイクロプラスチックとなっています。 このマイクロプラスチックに含まれる有害物質は、食物連鎖によって濃縮していくという説があります。 つまり小魚がマイクロプラスチックを体内に取り込み、有害物質が肝臓や脂肪に蓄積、その小魚を食べた魚がさらに有害物質を蓄積、どんどん高濃度になるのです。 最後には大型魚を人間が捕食するわけですから、私たちは濃縮された極度に高濃度な有害物質を摂取することになります。魚だけではありません。 韓国の国立大学、仁川大学校が国際環境NGOのグリーンピース・東アジアと共同で行った研究によると、世界21カ国で取れた塩を使い、食卓塩として販売されている39銘柄を調査したところ、その90%からマイクロプラスチックが検出されたということです。 私たちが汚しているのは海やそこに生息する動植物だけでなく、私たち自身でもあるという訳です。 世界最大のプラスチック消費国 中国もプラスチック製品の利用が禁止に プラスチックゴミの排出量が世界で最大となっている中国も今年(2020年)の末までに全国の飲食店で非分解性のプラスチック製ストローの利用を禁止することが決まっています。 このプラスチック製ストロー禁止を皮切りに段階的にプラスチック製品の利用を禁じ、今後5年間でプラスチックの生産と使用を削減していくと発表しています。 世界最大のプラスチック消費国のこの決断は、大きなインパクトとなり今後、世界の国々でますますプラスチック利用を禁止する国が増えると考えられます。 紙製ストロー <紙袋入タイプ>
<包装なしタイプ>
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