2024/11/22
イベント会場の飲食ブースや、飲食店でのテイクアウトに便利なプラスチックカップ。ドリンクの色味がはっきりとわかり、消費者の「飲みたい!」気持ちを高めるプラスチックカップは、私たちの生活で長年利用されてきました。しかし、現在、企業ではその利用を控える動きが出てきています。日本のみならず、地球的規模で環境問題への意識が高まっているためです。一般消費者の意識も変わってきています。10代~60代男女100人のアンケート調査を行いましたので調査データをまとめました。
■環境に優しいプラスチックカップがあれば使用してみたいですか?【調査データ1】83%が環境に優しいプラスチックカップがあれば使用してみたいと感じている。この調査では83%の人が「環境に優しいプラスチックカップがあれば使用してみたい」と考えていることから、「環境問題を意識しているが行動できていない」層が多いことがわかりました。 ■環境にやさしいプラスチックカップがあることをご存じですか?【調査データ2】とうもろこしやじゃがいも、さとうきびなどの植物に含まれるでんぷんを主原料とした環境に優しい植物由来のPLA(ポリ乳酸)カップの存在は70%の人が知らないという結果が出ています。■環境に優しいプラスチックカップ植物由来のPLA(ポリ乳酸)カップとはとうもろこしやじゃがいも、さとうきびなどの植物に含まれるでんぷんを原材料にした、地球環境に優しい植物性プラスチックのカップです。石油を原料とするプラスチックと違い、プラスチック特有の臭いがないので飲料本来の香りが楽しめます。また、カップの透明度が高いので、見た目も美しく入れたものの自然な色を伝えることができます。■「環境に優しい」コンセプトイベントブースや飲食店の差別化ポイントにイベント会場の飲食ブースや飲食店では、多くの競合との差別化が重要です。提供する飲料の美味しさ、見た目はもちろんのこと、イメージづくりも重要です。 一般消費者のエコ意識の高まりとともに、飲食においても「環境に優しい」は、競合優位性の高いコンセプトです。■環境問題に配慮している企業に対して、どう思いますか?【調査データ3】72%が環境に配慮している企業のものを選ぶまとめこの調査で、企業に対しても「同じものが手に入るなら、環境問題に配慮している企業から買いたい」という人は61%、「多少希望と異なっても、環境問題に配慮している企業から買いたい」という人は11%という結果が出ました。「美味しいビールを飲みたい」「冷たいアイスコーヒーでリラックスしたい」消費者の気持ちを「環境に優しいプラスチック」が後押しし、「環境に優しい消費」につなげることができます。販売時の販促POPなどで植物由来のPLA(ポリ乳酸)カップ利用のメリットをしっかり訴求することで、飲食ブースや飲食店の好感度をアップさせてみてはいかがでしょうか。企業の環境への取り組みなどは広く知られるようになってきたものの、消費者自身の行動としては、まだ環境問題に配慮した取り組みができていないというのが現状です。 消費者が日々の生活でプラスチックカップを利用する頻度は高く、環境に優しい植物由来のPLA(ポリ乳酸)カップの存在を理解し、選択できる環境が整えば、今後「行動できる」消費者が増えていくことになるでしょう。【アンケート調査概要】期間:2019年8月1日~3日対象:10代~60代男女(Gunosyリサーチ) 人数:100人 |